猫がお互いを舐め合うのはなぜ?先住猫と新入り猫の愛情表現
猫を多頭飼いしていると、お互いにペロペロと舐め合う姿が見られることがあります。
特に我が家では、先住猫(ロシアンブルー♂Uさん)が新入り猫(ラグドール♂Pさん)を舐めてあげる姿が圧倒的に多いです。
猫が自分を舐める(グルーミングする)のは、「体をキレイにするため」「リラックスするため」「体温調節するため」……など、さまざまな理由があります。
ではなぜ、ほかの猫の体を舐めることがあるのでしょうか?先住猫が新入り猫をよく舐める傾向があることも気になったので、今回はその点についても調べてみました!
お互いに舐め合う「アログルーミング」
猫がお互いに舐め合うことを「アログルーミング(allo-grooming)」と言います。「allo」は日本語で「非自己の、他」という意味ですので、そのまんま「ほかの猫をグルーミングすること」という意味になります。
猫の愛情表現のひとつ
アログルーミングは、猫たちが信頼関係を築いていたり、愛情表現のひとつと言われています。この写真のように、「鼻キス」しているのも猫の挨拶・信頼度を表現する行動のひとつ。
これらの行動が見られるということは、猫たちが仲良しになってくれたんだな……と、飼い主としてもホッとします。
先住猫がアログルーミングをするのはなぜ?
調べてみると、我が家と同じように「主に先住猫が新入り猫にアログルーミングをする」というご家庭が結構おられるようでした。
考えられる理由としては、
- 先住猫が新入り猫のお世話をしてあげている
- 自分のニオイをつけている(上下関係作り)
- 単に新入り猫が好きなだけ
……などでしょうか。
我が家の場合ですが、先住猫(ロシアンブルー♂Uさん)は、猫同士だけでなく人間に対してもグルーミングをしてくれます。意図は分かりませんが、髪の毛や肌をペロペロと舐めてくれるので、元々グルーミングしたがりのお兄さん気質なのかもしれません。
一方、新入り猫のPさんが体を舐めてくるのは、おいしそうなニオイがする時くらいでしょうか?これも一種の性格ですね😅
アログルーミングはオス同士ではしない?
一般的に、縄張り意識が強いオス同士は馴れ合いが少ないと言われています。そのため、アログルーミングが見られる機会も少ないんだとか。
しかしながら、我が家の毛玉たちはオス同士!
男の子同士とは思えないほど一緒にいることが多いです。ただし、ここで考慮しておきたいのが、先住猫のUさんは既に去勢を終えているということです(Pさんの去勢予定日はもう少し先)。
そのため、UさんとPさんではオスとしての意識が異なっているのかもしれません。逆に言えば、去勢後のPさんに性格の変化がおとずれる可能性もある……かも?このへんの変化も、今後注意しながら観察していきたいところです。
たまにはお返しするニャ。
めったにアログルーミングをしない新入り猫ですが、ようやく写真に収めることができました!この時はちょっと感動して、しばらく興奮していました(笑)Pさんは実は、ツンデレなだけかも?
猫の本当の気持ちなんて、人間には分かりません。だからこそこういう姿を見ると、割とうまくやっていけてるんだろうな、と安心しますね。
あとはやっぱり、2匹が仲良く一緒にいてくれるだけで癒やされます。これからも仲良しでいてくれるといいなぁ。